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多層膜構造を組み入れた新たな閉塞モデルによる「プラノバ™」ウイルス除去フィルター性能の理論的検証

Jun 16, 2022

2022年6月16日
旭化成メディカル株式会社
旭化成メディカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:住吉 修吾)はこのたび、新たな閉塞モデルによってウイルス除去フィルター「プラノバ™」におけるろ過性能のより厳密な検証を実証したことをお知らせします。

1989年に誕生した世界初のウイルス除去フィルター「プラノバ™」は、生物学的製剤からウイルスを除去することを目的として開発された世界初のフィルターです。以来、30年以上にわたり信頼できるウイルス除去フィルターとして評価されています。ろ過における閉塞モデルは、これまで4つの閉塞式が存在し、殆どの場合そのモデルのいずれかに当てはまります。しかしウイルス除去フィルターの挙動はこれらの式では十分に説明することが出来ませんでした。

孔径分布を持つ多層膜構造を考慮した一般式によってウイルス除去フィルターにおけるろ過挙動の解析を行いました。その結果、この一般式は実際のろ過挙動をより厳密に示すとともに、「プラノバ™」開発当初から提唱されている多層構造モデルを検証し、この構造がウイルス除去機能に極めて有効であることが明らかになりました。

本研究は、ウイルス除去フィルターの性能をより厳密に検証することを可能にしました。当社は今後も積極的に研究開発を行い、高性能・高品質の製品を開発し、生物学的製剤の安全性の向上に貢献してまいります。

※本成果は、2022年5月2日にBiochemical Engineering Journalに掲載されました。
論文:Analysis of filtration with virus removal filters using the characteristic form of blocking model
(論文URL:https://doi.org/10.1016/j.bej.2022.108460
図1. ウイルスフィルター多層構造モデル概念図