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ウイルス除去のための銅アンモニア法再生セルロースからなる膜に関するレビュー論文を発表

Jan 26, 2022

2022年1月26日
旭化成メディカル株式会社
旭化成メディカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:住吉 修吾)はこのたび、ウイルス除去のための銅アンモニア法再生セルロースからなる膜に関するレビュー論文を発表したことをお知らせします。

1989年に誕生した世界初のウイルス除去フィルター「プラノバ™」は、生物学的製剤からウイルスを除去することを目的として開発された世界初のフィルターです。以来、30年以上にわたり信頼できるウイルス除去フィルター(以下、VFと略)として評価されています。

プラノバはタンパク質とウイルスを分離することを可能とし、VFは生物学的製剤のウイルス安全性を保証する重要な近代的な技術の一つとなっています。また、将来的にも、VFは欠かせない技術となっています。本論文では、生物学的製剤の精製工程におけるウイルス除去フィルターの登場とその本質的な役割、VFに求められる要件、銅アンモニアセルロース溶液の相分離研究、プラノバと他のセルロース溶液から作られた他の再生セルロース平膜の比較、プラノバの開発について概説しています。プラノバの優れた特性は、高度に連結された3次元ネットワーク構造に起因すると考察しています。相分離技術、膜構造の高度な制御技術、ウイルスやタンパク質などを用いた膜の高度な解析技術を強みとすることで、VFは、既存の生物学的製剤の製造での新しいニーズのみならず、遺伝子治療用医薬品や細胞治療用医薬品などの新しい治療手段にも貢献できます。

当社は今後も積極的に研究開発を行い、高性能・高品質の製品を開発し、生物学的製剤の安全性の向上に貢献してまいります。

※本成果は、2021年11月23日に「Cellulose」誌に掲載されました。
論文:Filter made of cuprammonium regenerated cellulose for virus removal: a mini-review
(URL:https://doi.org/10.1007/s10570-021-04319-2