製品 & サービス 製品の詳細

適応製剤

プラノバ™S20Nは、免疫グロブリンや凝固因子製剤のような血漿分画製剤などのウイルス安全性の確立に貢献します。

特徴

高いろ過流速と処理量

目詰まりに強い特性を持つセルロース膜を高圧力に耐えうる構造としたことで、より安定したろ過流速と高い処理量を実現しています。

多様なプロセス設計での高いウイルス除去性能

様々なウイルスやプロセス設計において高いLRVを示し、製剤の安全性の向上に貢献します。

優れたスケーラビリティとロット間差のない一貫したパフォーマンス

プラノバ™S20Nは、ロットまたは有効膜面積のサイズに左右されないろ過性能や品質を持ち、お客さまのスムーズな製造開発や、トラブルフリーな製剤の製造オペレーションに貢献します。

オペレーション効率の向上に貢献

使用後インテグリティ・テストはリークテストのみと簡素化され、血漿分画製剤の製造オペレーション効率向上に貢献します。

インテグリティ・テスト

インテグリティ・テストは、プラノバ™S20Nウイルス除去フィルターに中空糸の損傷がないことを確認するために実施します。プラノバ™S20Nの次の特徴により、お客さまによるインテグリティ・テストは簡易なものとなっています。プラノバ™S20Nに使用されている再生セルロース膜は、従来のプラノバ™Nシリーズに使用される再生セルロース膜と比べ耐圧特性が最適化されており、通常のろ過条件において孔径分布変化が起こりにくいことが確認されています。また、フィルター製造時の品質管理試験において、プラノバ™S20Nの各中空糸膜に不適切な孔径分布やピンホールのような大きな欠陥がないことを確認し、フィルターが十分なウイルス捕捉能力を持つことを保証しています。

お客さまによるプラノバS20Nのインテグリティ・テストは簡易な目視リークテストのみで、連続的な気泡の発生有無を観察するものです。自動化および定量化が必要な場合はプラノバリークテスターによるリークテストを実施します(有効膜面積1.0 m²のフィルターを対象としています)。

お客さまは、プラノバS20Nのインテグリティ・テストを2回実施します。1回目は、輸送中に起こり得る欠陥を検出するために、ろ過前に実施します。2回目は、ろ過工程中に形成されたかもしれない欠陥を検出するために、ろ過後に実施します。

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